「情けは人の為ならず」ってほんと?
こんにちは。はじめまして、kikittoという20代後半のサラリーマンです。
ばりばりインドア派(国内旅行はたまにする)で、休みの日にコーヒー飲みながら本を読むことを至上の喜びとする私ですが、最近読んで面白かった本をご紹介します。
結構前から気になってて、やっとじっくり読む時間ができました。
「GIVE&TAKE 『与える人』こそ成長する時」
「ギバー」と「テイカー」 どっちが成功する?
「情けは人の為ならず」ってことわざをご存じですか?
よく、「情けは人のためにならないよ」って意味だと勘違いされている方もいらっしゃいますが、「人にかけた情けはめぐりめぐって自分に戻てくるよ」というのが正しい意味です。
日本でおなじみのこのことわざに関連するのが本書の内容です。本書によると、人間は以下の3つの行動類型に分類ができるそうです。
・Giver(ギバー):自分が受け取る以上に与えようとする人
・Taker(テイカー):自分が与えるより多くを受け取ろうとする人
・Matcher(マッチャー):与えることと受け取る人のバランスを取ろうとする人
さて、このうちビジネスで最も成功するのはどのタイプでしょうか?
一見すると、「ギバー」と「テイカー」がいたらテイカーが一方的に搾取するようになっちゃうじゃん、と思いませんか?(私も最初そう思っていました)
確かに、本書で挙げられているエンジニアリングの事例でみられるように、160名を超すカリフォルニア州のプロのエンジニアのうち、最も生産性が低く、効率の悪いエンジニアは「ギバー」タイプの人でした。
やはり、人に与えようとするのは損では、と思われましたか?
しかし、同じ調査において、最も成功した人のタイプも「ギバー」だったのです。本書の表現を借りると、「ギバー」は「バカなお人よし」と「最高の勝利者」、「テイカー」と「マッチャー」は「ほどほどの成功」になるようです。
かの元米国大統領であったエイブラハム・リンカーンもこの「ギバー」タイプであったようです。彼は、上院議員選挙に立候補した際、不正が疑われた他の候補者をひきずり落とすために、選挙選から身をひき、共通した主義主張を持つ候補者に議員の席を譲ったそうです。その後、再びリンカーンが上院議員に立候補した際、かつて議員の席を譲られた候補者が敵から支援者に転身し、結果としてリンカーンは国政選挙で勝利を収めました。
普段の仕事でも生かせる「ギバー」の考え方
この本を通して、普段の仕事にも応用が利く考え方だなーと思いまして、最近は周りの同僚、上司になるべく「Give」するように心がけています笑
忙しいときだと、ほかの人の為にわざわざ時間を使ってらんないよ、となるかと思うんですが、困ってる同僚に進んで手を差し伸べたり、有用な情報を積極的にメールで共有したりすると、だんだん周りが信頼してれるようになるんですよね。
ある時、上司から、そのような普段の行いを評価してもらえた時がありまして、その時は感動しましたね笑
こんな感じで本ブログは、日頃の気づきやらをつらつら書き連ねていくブログにしようかな、と思います。
気が向いたら覗いてくださいな。
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