サラリーマンがのほほんと働いていくためのヒント

都内金融機関で働く筆者による、ゆるゆる働いていくためのヒントをご提供

在宅勤務で危機感を感じてない人はヤバイのでは、という話

こんにちは。新型コロナが猛威を振るい、東京においても外出自粛ムードが広がってきました。在宅勤務を行っている方も多いかと思われますが、会社いかなくてラッキー!とのんきに考えるだけになっていませんか?

 

新型コロナによる景気減速が危惧される中で、企業においてはコロナが落ち着いたころから人員削減、使えない人の閑職への異動などが出てくると想定されます。そのため、今からコロナ終息後の会社での居場所を確保するために動いておく必要があると思います。

 

 新型コロナの広がりで人員整理が検討されるであろう企業

本日の日経新聞で、経団連から各企業へ雇用維持を優先するよう緊急提言がなされました。日本においては、労働者が手厚く保護されているので、そんな簡単に解雇なんてしないだろう、と思っていませんか?

今回の緊急提言が出されたことを考慮すると、経団連は新型コロナ発の経済減速によって、企業がコスト削減のために、人件費に手をつけるだろうと想定していることが透けて見えます。特に記事内でもあるように、コロナによって経済活動が収縮し、中小企業の資金繰りが悪化すれば、リストラに着手せざるを得ない企業が出てくることが想定されます。

 

経団連雇用維持を最優先」 新型コロナで緊急提言

 

政府が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて経済対策を策定するのに合わせて、経団連は緊急提言をまとめた。規模は2008年のリーマン・ショック後にまとめた対策と同等以上とし、当面は企業の資金繰り支援を充実するよう求める。経済界として「雇用の維持を最優先する」ことも明記する。中西宏明会長が近く政府の経済財政諮問会議で示す。・・・・

 

日本経済新聞より引用。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57381700Z20C20A3NN1000/

 

さらに、新型コロナが猛威を振るっている世界の状況をみると、国際労働機関(ILO)が示した最悪のシナリオでは、世界全体で約2500万人が職を失う恐れがあるとの試算が出されています。世界的に景気悪化が見込まれる中、今後企業に守られて安定した給料が確保できるか、不確かな中では、①会社内で有用なスキルを持っていることを示し、自分のポストを確保する、②リストラされても食べていけるビジネス、副業を始めておく、のどちらかの道しかないかと思います。

食い扶持確保のために今できること

 私のようなサラリーマンにとっては、①で自分のポストを会社内で確保しておくのが、現実的な路線となると思います。その中で、現在の在宅勤務が広がっているこのタイミングが勝負となります。

 

在宅勤務においては、上司から監視の目があまりなく、一見フリーな状態にも思えますが、仕事ができる人or使えない人が明確にあぶりだされてしまう恐ろしい勤務体系だと思っています。

 

一日のアウトプット量で明確に差ができてしまうので、いったん上司から、「別にこいついなくても仕事回るんじゃね」と思われてしまったら、その後、閑職orリストラ一直線です。ですので、在宅勤務中こそ、自分のできる最大のアウトプットで勝負しましょう。空いた時間を使って資格や自己研鑽に励むのもよいでしょう。今週末のように外出自粛の日が今後も多く出てくると想定されるので、特に「有効な時間の使い方ができるか」が一人ひとりに問われていくでしょう。

 

さて、私も明日からお仕事頑張りますかねー。

 

上司:なんでこんな日経平均が荒れてるんだ? ⇒どう説明しますか? 4つの視点

NYダウ、日経平均・・・直近大荒れのマーケットを読みとく

 

連日、アメリカ、日本の株式相場が乱高下しています。

こんな時に会社で出がちな、上司からの言葉。

 

うまくかわせて(笑)いますかね。今回のように相場が大きく荒れている際には、何が起こって(事実)⇒マーケットがそれをどうとらえているか(投資家心理)慌てず整理することが大切かな、と思うので、直近のマーケット動向を読み解くためのカギを集めました。

 

読み解くポイントは、背景として①長引く米中貿易摩擦、②新型肺炎拡大による市場不安の高まり、今後の懸念事項として③原油価格の急落、そして④止まらない円高などが挙げられます。

 

背景① 長引く米中貿易摩擦

今回のマーケット混乱につながった初めの芽ともいえる出来事は何かと考えた場合、米国と中国の貿易摩擦は欠かせないでしょう。2018年にトランプ大統領が就任以降、米国は中国からの半導体やロボット関連など輸入品の大部分に追加関税を課し、両国の対立が長引いていました。

 

中国に本拠を置く大手企業が周辺国への移転も検討するなど、グローバルなサプライチェーンへの影響が懸念される状況が長く続いていました。その後、2020年2月に米国から中国への輸出を大幅に増やす「第一段階の合意」が発行されましたが、事態が収束する前にさらなる不安要素として一気に広まったのが新型肺炎でした。

 

背景② 新型肺炎拡大による市場不安の高まり

なぜ、新型肺炎の拡大が、企業の株価下落に繋がったのでしょうか?一つには、マーケットが(多くの投資家が)、「新型肺炎の拡大」=「企業の活動にマイナスの影響」との図式を描いたということが言えるでしょう。

 

中国発の肺炎が拡大することにより、国内企業を考えても、中国からのインバウンド需要を見込んでいる観光業の収益の落ち込み、国民の外出自粛や企業主催の各種大規模イベントの自粛による経済活動全体の落ち込み、など幅広い業種への影響が考えられます。

 

このような影響を見越して、今後企業の経済活動が厳しいものになるだろう、という見通しが広まったこと、が今回の相場の乱高下に繋がっていると考えられます。

懸念原油価格の急落

このような市場不安の高まりに追い打ちをかける形となったのが原油価格の急落です。3月上旬、産油各国による減産交渉が決裂すると、サウジアラビアが増産方針を打ち出し、一時、1バレル=34ドル前後まで原油価格が急落しました。新型肺炎の影響による需要の落ち込みも見込まれる中で、原油価格の急落はマーケットを揺るがすリスク要因として、今後もチェックが必要になってくるでしょう。

 

懸念④ 加速する円高

もうひとつ気になるのは円高がどこまで進むのか、という論点です。直近1ドル=103円台前半まで円高が進んでおり、輸出に頼る国内企業にとってはマイナス要因となるでしょう。「有事の円買い」がいまだ健在ではあるようで、(にしても円が安全資産とは到底思えない私にとっては、いまいちピンとこないいつもの動き。)マーケットの不安心理を読み解く一つのカギになるでしょう。

 

投資すべき?投資しないべき?

で、結局今のマーケットでどういう投資行動がいいんだよ、という話になるわけですが、何もしなくていいのでは、というのが個人的に思うところですね、長期投資を行っているのであれば、今後の世界経済全体が人口増に支えられてしばらく成長が続くというシナリオはまあのっかれるほど信頼はできるでしょうし、つみたて投資とかしている方なら、一時的な下落はむしろ余分に買えて得だ!ともなるでしょうし。

 

ともかく、今回のように短期的な相場の動きが全く読めないうちは投資のことなんて忘れて放置しておくのが、凡人である私みたいな者にとってはいいと思うんですよね、ええ。

 

まとめ

慌てず今、何が起きてるのか情報を集めてマーケットが落ち着くのを待つのが賢明かと思われます。

新入社員が陥りがちな罠を「メモ」の習慣で回避

みなさん、仕事をしているときに「メモ」ってしますか?

本日は、職場での「メモ」の重要性と、「メモ」を有効活用して、職場でさらなるパフォーマンスを上げる方法を考えてみたいと思います。

 

「事実を記録」するツールとしての「メモ」

最近、会社で働いていてこんな光景(特に新入社員がやらかしがち)をしばしば目にします。

 

    上司A:Bくん、このデータを作成しておいてくれ。

        ただし抽出条件①、②、③の3つを満たすものにしてくれよ。

 新入社員B:はい。わかりました!このデータなら簡単だ。

         (と思って特にメモをせず取り掛かる)

          

          【1時間後・・・】

 

 新入社員B:できました!

      上司A:お、早いじゃないか。と、おもったら指定した条件を満たしていない

        じゃないか。これじゃあ使えないよ。

        依頼したときに「メモ」せずに話を聞いていたからちょっと心配だった

        んだが、やはり話を聞き洩らしているじゃないか。

 新入社員B:すみません。簡単なものだと思って、特にメモしませんでした。。。

      上司A:そういう慢心が命取りになるんだよ。やり直しだ!

 

職場あるあるですねえ。このように「メモ」を取ることは一義的な目的として、「事実をもれなく記録」することが挙げられます。脳の記憶容量は限られているわけで、覚えていられることなんて、限られますからね。

 

職場で仕事をする際、特に新入社員のころはしつこいくらい「メモ」を取るべきだと思います。上司も、頭の中に仕事の内容をすべて記憶しているわけではないので、ふと上司が漏らした言葉なんかを資料の中に入れ込むと、「お、わかってるじゃないか。」と評価が上がることもしばしばみられますしね。

 

クリエイティブなアイデアを生み出すための「メモ」

このように第一ステップとしての「メモ」の価値は、「事実を漏れなく記録する」ことにあります。

 

その一方で、「事実を記録」しておくことによって、単純な事実の記憶に脳のリソースを割かなくてよくなりますので、より付加価値の高いクリエイティブなアイデアを考えることに脳を使うことができるようになります。

 

「メモ」を生かしたクリエイティブなアイデアの生み出し方については、こちらの「メモの魔力」前田裕二氏著の本がとてもわかりやすくて素晴らしい内容です。

 

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

  • 作者:前田 裕二
  • 発売日: 2018/12/24
  • メディア: 単行本
 

 

本書によると、 

 ①メモにファクトを記録

 ②記録したファクトを抽象化して、「本質を考える」

 ③他の事例への転用

の3段階によって思考を深めていくことが推奨されています。

 

どういうことでしょうか?先ほどの新入社員を例にとると、

 ①ファクト:新入社員Bくんは仕事でメモを取らなかったために、

       データの要件を取り違えた。

 

このファクトだけに満足してBくんは馬鹿だなあ。。。と考えるだけでは何の生産性もありません。

そこで、

  ②抽象化:物事の知識が十分でない段階では、このくらいなら簡単だろう、

       と仕事をする際に甘い見積もりをしまてしまう場合がある

  ③転用:このような甘い見積もりの上で仕事をしないように「メモ」をとる

      ことを習慣化し、上司から依頼された内容の要件を漏らさないように

      しよう。

 

などと、一つの事実を抽象化し、ほかの事例に当てはめることでBくんの失敗もいい経験になります。

 

イデアを端的に伝えるための「メモ」

「メモ」によって新しいアイデアを思い付いたとしても、同僚や上司にうまく伝えられなければ意味がありません。

 

私も働いていて、よく上司からとりあえず3分で要点を話せ、と言われることがあります。これ、ちゃんと整理しておかないと支離滅裂な内容を話すだけになって呆れられがちなんですよね。。。

 

どうやって要点をまとめればよいのか?

独学で参考になるのこちらの書籍かなと思います。ゴリゴリ知識の整理術を学ぶためにはいい感じ。

 

すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法
 

事実ベースに妥当かつ新しいアイデアを思いついて、かつそれを端的に上司に提案できる。完璧なスーパーサラリーマンですね。そんな人になりたいと日々思うばかりです。 

 

まとめ

「メモ」をとる価値は一義的には「事実を漏れなく記録する」こと。そして、事実の記録を「メモ」に任せることで、脳の空いたリソースをよりクリエイティブなことに使うことができます。

 

「メモ」したファクトをもとに抽象化、転用し、より充実した社会人人生を送れるようにしましょう。

 

 

 

 

サラリーマンの健康維持術 −ちょい歩き×ちょい食事制限

みなさん、ご自身の健康管理に自信はありますか?

私は働きはじめて、日常のほとんどの時間を仕事に取られて、まともに自分の健康を考えて来ませんでした。

ちまたでいろいろ言われてるように、毎日運動しろだの、これ食べろだの、働きながら気にする余裕は正直ありませんよね?

そんな中で、私がこれくらいなら続けられるかなーと思って継続しているのが、「ちょい歩き×ちょい食事制限」です。

①ちょい歩きとは?

ちょい歩き=会社帰りの一駅分ウォーキングです。
会社勤めで一番無理なく運動できるタイミングは、仕事終わりの帰宅時だと思います。

ここ2,3年ずっと帰宅時は一駅分歩いて家まで帰るようにしているんですが、(なので、最近一駅手前が最寄り駅だと錯覚しつつある笑)おかげで3kgほど痩せて健康診断にも引っかからなくなりました!

ふらっと他の駅近くを散策するのも楽しいですし、ちゃんと運動を習慣化できてるんだ、と自信に繋がってメンタルにも優しいなあと最近思ってます。

②ちょい食事制限とは?

合わせて最近気にしてるのは、ちょい食事制限=白砂糖など糖分の制限+野菜からの食物繊維摂取です。
わりとよく砂糖断ちが体にいいとか聞いたことがあって、気になっていくつか本読んでみて、最近実践しています。

実験として、1,2週間完全にジャンクフードやら砂糖類断ってみたんですが、体がめちゃめちゃ軽い!
会社行って午前中の頭の回転が1.5倍くらいになって捗ってます(当社比、もともと大した回転はしてない。)

普段のちょっとした習慣を作ることで、健康に役立つと思うので、おすすめです。

「情けは人の為ならず」ってほんと?

こんにちは。はじめまして、kikittoという20代後半のサラリーマンです。

 

ばりばりインドア派(国内旅行はたまにする)で、休みの日にコーヒー飲みながら本を読むことを至上の喜びとする私ですが、最近読んで面白かった本をご紹介します。

 

結構前から気になってて、やっとじっくり読む時間ができました。

 

「GIVE&TAKE 『与える人』こそ成長する時」

https://www.amazon.co.jp/%EF%BC%A7%EF%BC%A9%EF%BC%B6%EF%BC%A5-%EF%BC%86-%EF%BC%B4%EF%BC%A1%EF%BC%AB%EF%BC%A5「与える人」こそ成功する時代-三笠書房-電子書籍-アダム・グラント-ebook/dp/B00IRV39FM/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=give&qid=1583570904&s=digital-text&sr=1-1

 

「ギバー」と「テイカー」 どっちが成功する?

「情けは人の為ならず」ってことわざをご存じですか?

よく、「情けは人のためにならないよ」って意味だと勘違いされている方もいらっしゃいますが、「人にかけた情けはめぐりめぐって自分に戻てくるよ」というのが正しい意味です。

 

日本でおなじみのこのことわざに関連するのが本書の内容です。本書によると、人間は以下の3つの行動類型に分類ができるそうです。

 ・Giver(ギバー):自分が受け取る以上に与えようとする人

 ・Taker(テイカー):自分が与えるより多くを受け取ろうとする人

 ・Matcher(マッチャー):与えることと受け取る人のバランスを取ろうとする人

 

さて、このうちビジネスで最も成功するのはどのタイプでしょうか?

一見すると、「ギバー」と「テイカー」がいたらテイカーが一方的に搾取するようになっちゃうじゃん、と思いませんか?(私も最初そう思っていました)

 

確かに、本書で挙げられているエンジニアリングの事例でみられるように、160名を超すカリフォルニア州のプロのエンジニアのうち、最も生産性が低く、効率の悪いエンジニアは「ギバー」タイプの人でした。

 

やはり、人に与えようとするのは損では、と思われましたか?

しかし、同じ調査において、最も成功した人のタイプも「ギバー」だったのです。本書の表現を借りると、「ギバー」は「バカなお人よし」と「最高の勝利者」、「テイカー」と「マッチャー」は「ほどほどの成功」になるようです。

 

かの元米国大統領であったエイブラハム・リンカーンもこの「ギバー」タイプであったようです。彼は、上院議員選挙に立候補した際、不正が疑われた他の候補者をひきずり落とすために、選挙選から身をひき、共通した主義主張を持つ候補者に議員の席を譲ったそうです。その後、再びリンカーン上院議員に立候補した際、かつて議員の席を譲られた候補者が敵から支援者に転身し、結果としてリンカーンは国政選挙で勝利を収めました。

 

普段の仕事でも生かせる「ギバー」の考え方

この本を通して、普段の仕事にも応用が利く考え方だなーと思いまして、最近は周りの同僚、上司になるべく「Give」するように心がけています笑

 

忙しいときだと、ほかの人の為にわざわざ時間を使ってらんないよ、となるかと思うんですが、困ってる同僚に進んで手を差し伸べたり、有用な情報を積極的にメールで共有したりすると、だんだん周りが信頼してれるようになるんですよね。

 

ある時、上司から、そのような普段の行いを評価してもらえた時がありまして、その時は感動しましたね笑

 

こんな感じで本ブログは、日頃の気づきやらをつらつら書き連ねていくブログにしようかな、と思います。

気が向いたら覗いてくださいな。

 

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